山本和正パーソナルサイト

君は、ジャンピング野郎を知っているか?

これまでこの裏ページでは
サーキットの中での出来事について語ってきた。

しかし・・・

遂に「サーキットの外で」事件(?)が発生したのである!

新たな伝説の始まりかもしれない。

これは知る人ぞ知る話なのだが・・・・

何にしてもサーキットの外で起こったことであるだけに、少々掲載には時間をおくことになった。

とある雨の朝、昨年の晩秋の頃の話である・・・

私は某走行会が開催される日の朝、いつもと同じように出勤しようとサーキットに向け車を走らせていた。

そして、サーキットに行く最後の峠(看板が出た後の下り坂)にさしかかった。

・・・・!!!・・・・

何だあれは!!??

フロント部を激しく衝突によって損傷し、フロントバンパーを物凄い音をたてて引きずりながら走るセフィーロがその峠を上ってくる(すれ違う)ではないか!

しかもそのセフィーロのバンパーを引きずった跡が道の路面くっきりとついているではないか!

何が起こったのだろう!!??

私は非常に不思議に思った。ひょっとして今日の走行会のエントラントが、この下の一般道で事故か??

しかし今日はグリップの走行会のはず・・・あの車はどう見てもドリフト車両だったようだが・・・

いずれにせよ、何が起こったかはその瞬間ではわからなかった。

やがてそのまま車を走らせサーキットへと近づいていく。バンパーを引きずった跡はずっと先まで続いている。

そして・・・

サーキットのゲート付近に到着した時、私は悟った。

何と、「ゲート横の道のコンクリート壁に、

思いっきりぶつかった跡がついている」ではないか!

しかもバンパーを引きずった跡は、その地点から始まっていたのだ!

・ ・・どうやら壁に激突したようだな。

しかし、どう見ても下の駐車場から出てきたにしてはおかしい位置に跡がついているし、

出てきてぶつかったような当たり方をしていない形跡だ。

下の駐車場には、その日の走行会の参加者がたくさん既に集まって待機していた。

「あの車とすれ違うほどだから、恐らくつい先ほど起こったこと」に違いない!!

ということは、下の駐車場に集まっている走行会参加者は、

「その一部始終を目撃している」はずである!!

落ち着いたところで、早速その話を聞いてみた。

“いや〜びっくりしましたよ。下の方(要はサーキットの下の方から)からセフィーロが登ってきたと思ったら、突然僕らの前で、「直ドリ」し始めるんですよ!!そして、何回かケツを振った後に、そのまま右側の壁に激しくぶつかったんですよ!!ぶつかって、空中に浮いていましたからねぇ!浮いて、ドスンと着地したんです。で、着地した後に、一瞬車を止めて様子を見ようという空気が漂ってたんですが、恐らくあまりの恥ずかしさにそうすることもできず、そのままガーっと引きずったままここを後にしたんでしょう・・・。”

そういうことだったのか・・・。

下の方から上がってきたとは言え、あの下は最終的には行き止まりだ。一体あの下に朝から何の用事が・・・?

それとも住人なのだろうか・・・?

そのセフィーロが、カッコつけようとサーキット前の路上で直ドリでパフォーマンスし始めたのはいいが、そのまま何と壁に激突!そしえあまりの恥ずかしさに停めて車の様子を確認することすらできず、その場を去った・・・というのがその全容だったのだ。

いずれにしても、この裏YZに取り上げられる資格は充分にある。

確かに、壁にはクッキリとその衝突の跡が残っている。今でも十分確認できるほどに・・・。

ここにもまた、サーキット走行をしない人間の話が・・・。

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©KAZUMASA YAMAMOTO